チワワはその愛らしいルックスと性格で多くの人に愛されている犬種です。見た目の可愛さばかりに注目しがちですが、実は耳のケアがとても重要です。
小型犬であるチワワは、外耳炎や耳垢のトラブルを起こしやすい犬種のひとつ。そこで今回は、チワワの耳掃除の仕方を初心者にも分かりやすくご紹介します。

耳掃除するでつょ〜
なぜチワワの耳掃除が必要なの?
チワワの耳は立ち耳で、比較的通気性が良いとされていますが、それでも以下のような理由で耳の中が汚れやすくなります。
- ホコリや花粉が入りやすい
- 耳垢がたまりやすい体質
- 皮脂や湿気がこもる
- アレルギー体質の場合、耳の炎症を起こしやすい
耳の中が汚れたままだと、耳のかゆみ・臭い・赤み・外耳炎などのトラブルにつながります。そのため、定期的な耳掃除は健康管理に欠かせないお手入れのひとつなのです。
チワワの耳掃除の頻度は?
耳掃除は月に1~2回程度が目安です。あまり頻繁に掃除をしすぎると、耳の中を傷つけて逆効果になることも。
ただし、以下のような症状が見られる場合は、掃除の頻度を調整したり、動物病院の受診を検討してください。
- 耳を頻繁にかく
- 頭を振る動作が多い
- 耳が赤く腫れている
- 強い臭いがする
- 耳垢が黒っぽくベタついている
チワワの耳掃除に必要な道具
安全に耳掃除をするためには、以下の道具を用意すると便利です。
- コットンまたはガーゼ(綿棒は基本NG)
- 耳掃除用のイヤークリーナー(犬用)
- ティッシュやタオル
- ごほうび用おやつ(終了後にあげる)
人間用の綿棒やアルコールはNG。耳を傷つけたり、乾燥させて炎症を引き起こす原因になります。
チワワの耳掃除の手順
それでは、実際の耳掃除の方法をステップごとに記載します。
Step 1:リラックスした環境を整える
耳掃除が苦手な子も多いので、まずは落ち着いた静かな環境を整えましょう。犬が安心できる場所で、膝の上にのせたり、そばに座ってあげるとリラックスしやすくなります。
Step 2:耳の中の状態をチェック
耳を優しくめくって、中の状態を観察します。
- 耳垢の色は?(茶色・黒っぽい・白っぽい)
- においはあるか?
- 赤みや傷がないか?
少し耳垢があるくらいなら掃除OKですが、異常がある場合は掃除せず、動物病院へ。
Step 3:イヤークリーナーで汚れを浮かせる
犬用イヤークリーナーをコットンまたはガーゼに染み込ませ、耳の入り口付近を優しく拭き取ります。
- 耳の奥には入れないよう注意(外耳部分のみ)
- コットンは指に巻きつけて使うと使いやすい
- くるくると円を描くようにやさしくふく
耳の中に直接クリーナーを入れてマッサージする方法もありますが、初心者の場合はコットン拭き取り方式が安全です。
Step 4:水分や汚れをふき取る
汚れが取れたら、乾いたコットンやガーゼで耳の中を軽くふいて乾燥させます。湿ったまま放置すると、逆に雑菌が繁殖してしまうため注意しましょう。
Step 5:ごほうびで「良い記憶」に
耳掃除が終わったら、おやつや遊びでごほうびをあげてください。「耳掃除=嫌なこと」にならないよう、楽しい体験として記憶づけることが大切です。

おやつくれるなら頑張るでつ
耳掃除で注意するポイント
- 耳の奥に綿棒を入れない(鼓膜を傷つける恐れあり)
- 無理に奥まで掃除しない(見える範囲のみ)
- 耳が湿っているときは中止する(トラブルの原因)
- 臭いや赤みが強い場合は病院へ(自己判断しない)

痛いのイヤでつょ
まとめ|耳掃除はチワワの健康を守る習慣
チワワの耳掃除は、定期的に行うことで耳トラブルを予防できる大切なケアのひとつです。最初は嫌がることもあるかもしれませんが、回数を重ねて慣れていくことがポイント。
無理せず、愛犬のペースに合わせて少しずつ習慣にしていきましょう。健康で快適な暮らしのために、耳掃除もぜひ続けてみてくださいね。

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