小型犬の中でも特に人気の高いチワワ。小さな体と愛らしい仕草が魅力ですが、実は体重管理が非常に難しい犬種でもあります。
「最近ちょっと丸くなったかも…」
「ごはんの量って本当にこれで合ってる?」
「おやつが多すぎるって言われたけど…」
このように、チワワの飼い主さんの多くが、日々の食事や運動に悩んでいます。今回は、チワワの健康を守るための体重管理の基本と、今日から実践できるコツをわかりやすく解説します。
チワワの理想体重とは?
チワワの成犬の理想体重は 1.5kg〜3kg前後とされています。ただし、骨格や体型によって個体差があるため、必ずしも「数値」にこだわらず、見た目や健康状態を重視することが大切です。
以下のような基準でチェックしてみましょう
- 肋骨が軽く触れてわかるが、見えすぎない
- お腹がキュッと上がっている(くびれがある)
- 体を上から見たときにウエストのくびれがある
逆に、ぽっちゃりしすぎると内臓や関節に負担がかかり、糖尿病・膝蓋骨脱臼・気管虚脱などのリスクも高まります。
食事管理のコツ
① 適正なフード量を守る
ドッグフードの袋に書かれている給与量は、あくまで目安です。愛犬の年齢・運動量・体質に合わせて調整しましょう。
- 1日分を朝晩2回に分ける
- おやつの量を含めて1日のカロリー上限を管理
- 成犬でも活動量が少ない子は、給与量を10〜20%減らして様子を見る
② おやつはご褒美程度に
おやつはコミュニケーションに欠かせませんが、与えすぎはNG。
「1日トータルの摂取カロリーの10%以内」を目安にしましょう。
- 低カロリーで噛み応えのあるガムや野菜(茹でたブロッコリー、にんじんなど)
- しつけ用には小さくちぎれるおやつ
運動と遊びのバランスを整える
① 散歩は毎日20〜30分が理想
チワワは小型犬ですが、適度な運動を好む活発な性格です。
1日2回(各15分程度)を目安に、気温や体調に合わせて調整しましょう。
夏は早朝・夕方、冬は日中に。
地面の温度や寒暖差に注意しながら、快適な時間帯に行うのがポイントです。
② 室内遊びで運動不足を補う
散歩が難しい日や雨の日は、室内でも遊びでしっかり運動させましょう。
- ボール遊び
- 知育トイ
- 階段の上り下り(腰に負担がない程度)
遊びながら飼い主との信頼関係も深まり、一石二鳥です。
日々の体重チェックを習慣に
体重は 週に1〜2回、同じ時間帯・条件で測定すると変化に気づきやすくなります。
おすすめは「トイレ後の朝食前」。
体重を記録するアプリやノートを活用して、少しの変化も見逃さないようにしましょう。
急激な体重の変化は要注意
- 1〜2週間で急に増えた・減った
- 食欲はあるのに痩せてきた
- 運動量が変わっていないのに太ってきた
このような場合は病気の可能性もあるため、早めに獣医師の診察を受けましょう。
飼い主ができることまとめ
- 食事の見直し:フード量とおやつを調整
- 毎日の軽い運動:散歩と室内遊びをバランスよく
- 体重記録の習慣:アプリやメモで管理
- 無理なダイエットはNG:獣医師と相談しながら調整を
まとめ|チワワの体重管理は「継続」がカギ
チワワの健康を守るには、日々の小さな工夫と継続したケアが何より大切です。太りすぎも痩せすぎも、健康を害するリスクがあります。
「少し太ってきたかも…」と思ったら、
今日から散歩を5分増やす、食事量を5g減らすなど、無理のない範囲でできることから始めましょう。
健康的な体重をキープすることで、チワワの寿命はより長く、より幸せなものになります。

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