小さな体で元気いっぱいのチワワ。しつけやコミュニケーションのご褒美として「おやつ」を取り入れる飼い主さんも多いのではないでしょうか?
ただし、体が小さい分、与える量や内容には細心の注意が必要です。与え方を間違えると肥満や健康トラブルの原因にもなりかねません。
この記事では、チワワにぴったりのおやつの選び方とおすすめ商品、与え方のコツについて解説します。
チワワにおやつは必要?
結論から言うと、おやつは必ずしも必要ではありません。総合栄養食であるドッグフードをきちんと食べていれば、栄養は十分に足りています。
ただし、以下のような場面ではおやつがとても効果的です。
- しつけやトレーニングのごほうび
- 愛犬とのコミュニケーション強化
- 歯磨き後のご褒美
- 食が細い子への栄養補助
要は「目的を持って、適量を賢く使う」ことが大切です。
おやつ選びで気をつけたいポイント
チワワは体重が1.5kg〜3kg前後と非常に小柄。そのため、ちょっとしたおやつでも体に与える影響は大きくなります。以下のポイントを押さえて選びましょう。
小粒・ソフトタイプを選ぶ
チワワの口は小さいため、食べやすい小粒サイズのおやつが理想です。硬すぎると噛めない場合もあるので、柔らかめか細かく割れるタイプがおすすめ。
カロリー表示をチェック
体が小さい分、1日に摂取できるカロリーも少ないです。おやつは1日あたりの総摂取カロリーの10%以内に抑えるのが基本。なるべく低カロリー・高たんぱくなものを選びましょう。
添加物・保存料に注意
チワワは体質的にデリケートな子も多いです。無添加・国産・素材にこだわった商品を選ぶことで、アレルギーや消化不良のリスクを減らせます。
年齢や健康状態に合わせて選ぶ
子犬、シニア犬、ダイエット中、アレルギー持ちなど、愛犬の状態に応じて最適なおやつは異なります。年齢別・目的別の製品表示をよく確認しましょう。
チワワにおすすめのおやつ5選(目的別)
① しつけ・トレーニング用
「〇〇チップス系」や「ささみスライス」など、手に持ちやすく、すぐに食べられるものが向いています。においが強めのものは注意を引きやすく効果的。
② 歯みがきサポート
デンタルガムや鹿の角、ヤギミルクボーンなど、かむことで歯石予防が期待できるもの。ただしチワワは顎が小さいため、必ずサイズを確認し、目を離さず与えましょう。
③ 栄養補助系
チーズ風味のカルシウム入りスナックや、グルコサミン入りのおやつなど、栄養をプラスした商品も人気です。偏食気味の子にもおすすめ。
④ アレルギーに配慮
ターキー・ラム・魚系のおやつは、チキンや牛肉にアレルギーがある子にも対応できます。原材料はシンプルなものを選びましょう。
⑤ 手作り系
添加物が気になる方には、鶏ささみや野菜(にんじん・かぼちゃ)を蒸したものなど、手作りおやつもおすすめ。素材の味そのままで安心して与えられます。
おやつを与えるときの注意点
適量を守る
つい「かわいいから」と何度も与えてしまいがちですが、体が小さいチワワはすぐにカロリーオーバーになります。1日量をあらかじめ決め、ドッグフードから差し引くのが理想的です。
与えっぱなしにしない
ガムや硬いおやつを長時間かじらせると、のどに詰まらせるリスクがあります。必ずそばで見守り、飲み込む様子がないか確認しましょう。
嗜好性が高すぎるものに注意
おやつの味に慣れると、ドッグフードを食べなくなる子もいます。あくまで“補助”の位置づけで、食事よりもおやつを好むようにならないように工夫しましょう。
まとめ
チワワにとっておやつは「しつけ」「ご褒美」「コミュニケーション」の有効なツール。ただし、与え方を間違えると肥満や偏食の原因にもなるため、選び方と量に注意が必要です。
- 小粒・柔らかめ・無添加のものを選ぶ
- 1日のおやつ量はカロリーの10%以内
- 年齢や体調に合ったものを選ぶ
- しつけや健康サポートに役立てる
愛犬にぴったりのおやつを見つけて、健康的で楽しい毎日をサポートしてあげましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。