小さな体にふわふわの被毛が魅力のチワワ。しかし、室内で一緒に暮らしていると気になるのが「抜け毛」の問題です。
特に季節の変わり目には、目立って毛が抜けることもあります。本記事では、チワワの脱毛の原因とその対策、日々のケア方法について詳しく解説します。
なぜチワワは毛が抜けるのか?
換毛期による自然な脱毛
チワワには【シングルコート】と【ダブルコート】の2タイプの被毛があります。
スムースコート(短毛)とロングコート(長毛)の両タイプで、それぞれシングルコートとダブルコートが見られます。
ダブルコートのチワワは特に、春と秋の換毛期に毛が大量に抜けます。これは季節の変化に対応する自然な生理現象なので、心配しすぎる必要はありません。

うちの子達はダブルコートです
ダブルコート
- 上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の二重構造
- 寒さに強く、換毛期(春・秋)に大量に毛が抜ける。
- ふんわりとしたボリュームのある毛並み。
シングルコート
- オーバーコート(上毛)のみ。
- 毛が少なめで抜け毛も比較的少ない。
- 皮膚が透けて見えることもあり、寒さに弱い傾向。
見分け方のポイント
見分けポイント | ダブルコート | シングルコート |
---|---|---|
毛の量 | 多い、密集している | 少なめ、すっきりしている |
毛の手触り | 柔らかくふわふわ(アンダーコートあり) | 少し硬め、サラサラ |
季節の抜け毛 | 換毛期に大量に抜ける | 抜け毛は少なめ |
毛の見た目 | 体全体がもこっと見える | スリムでタイトに見える |
皮膚の見え方 | 毛で覆われて見えにくい | 薄毛の部分から皮膚が透けることも |
実際に見分ける方法
1、首の後ろやお腹の毛をかき分けてみる
→ 柔らかくて短い下毛があればダブルコートです。
2、ブラッシングしてみる
→ 抜け毛が多く取れるならダブルコートの可能性が高い。
3、動物病院やトリマーさんに確認
→ 外見だけでは判断が難しい場合、プロに見てもらうのが確実です。
ストレスによる脱毛
飼い主の外出や環境の変化など、チワワはとても繊細な性格なので、ストレスが原因で毛が抜けることがあります。
引っ越しや新しい家族(赤ちゃん・ペット)の登場、騒音などの影響を受けやすいので注意が必要です。

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栄養バランスの乱れ
被毛の健康には栄養が大きく関わっています。安価なフードやおやつばかりを与えていると、皮膚が乾燥しやすくなったり、毛のツヤがなくなったりして、結果的に脱毛につながることも。

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アレルギー・皮膚疾患
食物アレルギーや環境アレルゲン(花粉・ハウスダストなど)、またはノミ・ダニが原因で皮膚が炎症を起こし、毛がごっそり抜けることもあります。
皮膚が赤くなったり、かゆがっている様子があれば、早めに動物病院で診察を受けましょう。
チワワの脱毛対策|今日からできるケア方法
毎日のブラッシングで抜け毛を減らす
抜け毛対策の基本は、こまめなブラッシングです。
短毛のチワワにはラバーブラシ、長毛のチワワにはピンブラシやスリッカーブラシがおすすめ。
1日1回のブラッシングを習慣にすることで、余分な毛を取り除き、毛の絡まりや皮膚トラブルも防げます。

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良質なフードで内側から改善
皮膚と被毛の健康には、タンパク質、オメガ3脂肪酸、ビタミンなどが重要です。
AAFCO基準を満たした総合栄養食を選び、「皮膚・被毛ケア」用に設計されたフードを与えるのも効果的です。食事の見直しだけで、毛ヅヤが劇的に改善するケースもあります。

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室内環境を整える
ホコリやダニの多い環境は皮膚に刺激を与えるため、こまめに掃除・換気をしましょう。
空気清浄機の導入や、ハウスダスト対策シートの使用も効果があります。また、冷暖房の風が直接当たらないよう配慮するのも大切です。
ストレスを軽減する
愛犬が安心して過ごせるよう、生活リズムを安定させることがポイント。
お留守番が長いときは、おもちゃやペットカメラを活用するのも◎。
スキンシップや適度な運動も、精神的な安定につながります。

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動物病院での診察が必要なケース
脱毛の範囲が局所的だったり、皮膚に赤み・湿疹・カサブタが見られる場合は、自己判断せずに動物病院へ相談しましょう。
ホルモン異常や皮膚炎、真菌感染など、専門的な治療が必要なケースもあります。
まとめ|脱毛の原因を知って、正しい対策を
チワワの脱毛は、自然な現象から体調・環境トラブルまで原因がさまざまです。日々のケアを丁寧に行いながら、気になる症状があれば早めに専門家に相談することが大切です。
「うちの子、最近毛がよく抜けるかも…」と感じたら、まずは食事やブラッシング、生活環境を見直すことから始めてみましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。