小さな体に大きな魅力が詰まったチワワ。元気に見えても、実は体調を崩していたり、病気の前兆を見せていたりすることもあります。
犬は言葉で不調を伝えることができないため、飼い主が「いつもと違う」サインをいち早く察知することがとても重要です。
この記事では、チワワによく見られる「病気のサイン」や、その原因、対応方法について分かりやすく解説します。愛犬の健康を守るために、ぜひチェックしてください。
チワワが見せる「病気のサイン」とは?
食欲が落ちた
チワワはもともと食が細い子も多いですが、急に食べなくなった場合は要注意。1〜2日以上食欲不振が続く場合は、胃腸炎、歯のトラブル、内臓疾患などの可能性も。
元気がない・寝てばかり
活動量が急に減ったり、反応が鈍くなったりするのもよくあるサインです。普段より動かない、散歩に行きたがらないなどの様子が見られる場合は、体調不良を疑いましょう。
震える
チワワは寒さやストレスでも震えますが、痛みや発熱など体の異常が原因となっていることもあります。特に他の症状と組み合わさっている場合は病気の可能性が高いです。
咳やくしゃみが出る
犬の咳は、気管虚脱や心臓病の初期サインであることも。軽い風邪のような症状でも長引く場合は動物病院での診察を受けましょう。
目ヤニや涙が多い
目の病気やアレルギー、異物の混入が疑われます。片目だけに症状がある、目をしょぼしょぼしている場合は、眼科系のトラブルの可能性も。

ノエルが病気ではないけど左目をいつもより多く掻いていたので病院で診てもらったら傷がついていました。

前の日にトリミング&シャンプーに行ったのでその時にブラシでもあったたのかな?

早めに気づけてよかったね!!
耳をかく・頭を振る
耳ダニや外耳炎など、耳のトラブルのサインです。放置すると悪化するので、耳の中が赤い・臭いがするなどの異常があれば早めに受診を。
排泄の異常(下痢・便秘・血尿など)
便の状態や回数にも注意。特に血が混じっている、何度もトイレに行くのに尿が出ないなどの症状は緊急性が高いこともあります。
特に注意したいチワワに多い病気
気管虚脱
チワワによく見られる呼吸器系の病気。ゼーゼーという咳や息苦しそうな様子が出たら要注意です。
心臓病(僧帽弁閉鎖不全症など)
シニア期に多く、初期は咳や運動を嫌がるなどの軽いサインから始まります。進行すると命に関わることも。
歯周病・歯石
チワワは歯が小さくトラブルが起きやすい犬種。口臭、歯ぐきの腫れ、よだれが増えるなどがサインです。
膝蓋骨脱臼(パテラ)
足を引きずる、歩き方がぎこちないなどのサインが出たら関節に異常があるかもしれません。
飼い主ができる早期発見のポイント
毎日の観察がカギ
チワワは表情が豊かなので、「いつもと違う」を感じ取りやすい犬種です。普段から元気や食欲、排泄、動き方をよく観察しましょう。
スキンシップで体調チェック
撫でながら、しこりや皮膚の異常、熱っぽさなどを感じ取ることができます。月に一度は「触って分かる健康診断」をしてみましょう。
健康手帳や記録をつける
体重、食事内容、気になる症状をメモしておくことで、病院での診断がスムーズになります。
「迷ったら受診」が基本
少しでも異常を感じたら、「様子を見る」より「診てもらう」方が安心です。チワワのような小型犬は、症状の進行が早いこともあります。早期発見・早期治療が、健康寿命を大きく伸ばすカギです。

かかりつけ医に電話で確認も良いです
まとめ
チワワが発する病気のサインは、日々の変化の中に隠れていることがほとんどです。「たぶん大丈夫」「よくあることかも」と見過ごさず、飼い主として小さな変化に敏感になることが大切です。
愛犬の健康は、飼い主の気づきから守られます。どうか、あなたのチワワが元気で長生きできるように、毎日の観察とケアを大切にしてくださいね。

最後までお読み頂きありがとうございました。